フルーツは皮にも栄養が豊富に含まれています。しかし食べる時にむいて、そのまま捨てる方も多いでしょう。この記事では、フルーツの皮の使い道について解説します。レシピや有効的な使い方などを詳しく解説するため、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むための時間：3分

フルーツの皮は様々な利用方法がある

フルーツは果肉の部分を食べるため、皮は捨てられることが多いです。しかし、フルーツの皮には以下のような利用方法があります。

 

• 艶出し
• 肥料
• 掃除
• 料理

 

有効活用することでゴミの削減にもつながるため、ぜひお試しください。

フルーツの皮の使い道

ここからは、以下のフルーツの皮をどのように利用できるのかそれぞれ解説します。

 

• バナナ
• みかん
• りんご
• ぶどう

バナナの皮

バナナの皮には、以下のような活用方法があります。

 

• 艶出し
• 肥料

艶出し

バナナの皮に含まれているタンニンはポリフェノールの一種であり、革製品の艶出しに効果的です。バナナの皮の白い方で革製品を磨きましょう。その後柔らかい布で乾拭きすると、本来の艶を取り戻せます。ただし、最初は目立ちにくいところで試してから行ってください。

肥料

バナナの皮には栄養が豊富に含まれているため、良質な液肥作りにも活用できます。液肥を作る手順は、以下の通りです。

 

• バナナの皮を細かく刻んで容器に入れる
• バナナの皮が浸るくらいの水を入れて蓋をする
• 2週間程度放置して発酵させる

 

水が黒ずんできたら完成です。使う時には5倍～10倍に希釈して土にかけましょう。残ったバナナの皮は、そのまま土に埋めても肥料になります。

みかんの皮

みかんの皮には、以下のような活用方法があります。

 

• 掃除
• 入浴剤

掃除

みかんの皮を煮込んだ水は、掃除に効果的です。200ccの水にみかん2つ分の皮を入れて煮込み、冷ましてスプレーに入れます。作ったスプレーは油汚れに高い効果があるため、ガスコンロや電子レンジなどキッチン回りの掃除に使いましょう。気になる部分に吹きかけて布やキッチンペーパーで拭き取ると、きれいに汚れを落とせます。

入浴剤

みかんの皮には美肌効果や疲労回復効果などがあるため、入浴剤におすすめです。みかんの皮を洗ってワックスを落としたら、しっかりと乾かしましょう。完全に乾いたら袋やガーゼで包み、入浴する時に湯船に入れます。みかんの皮には洗浄効果もあるため、入浴後はそのままお風呂掃除に使うと無駄がありません。

りんごの皮

りんごの皮には、以下のような活用方法があります。

 

• 掃除
• 料理

掃除

りんごの皮にはリンゴ酸が豊富に含まれており、水回りの掃除に効果的です。りんごの皮や芯を使ってシンクや洗面台を掃除すると、水垢やくもりをきれいに落とせます。アルミ鍋の黒ずみが気になる場合は、水にりんごの皮と芯を入れて煮沸すると焦げを落としやすいです。

料理

りんごの皮は、りんご酢やジャム作りに活用できます。りんご酢は、好みの酢にりんごの皮・芯・氷砂糖を一緒に漬け込むだけで簡単に作れます。炭酸水割りや、ドレッシングに活用するなど、使い道は様々です。

 

また、りんごジャムを作る時には皮を一緒に入れるときれいな赤色になります。りんごを煮詰めたら、ティーバッグに入れた皮と一緒にしばらく置いておきましょう。皮の赤色がジャムに色づき華やかになります。

ぶどうの皮

ぶどうの皮は、料理に使われることが多いです。以下2種類の調理方法を紹介します。

 

• ジャム
• ジュース

ジャム

ぶどうは果肉部分も美味しいですが、皮でもジャムを作れます。ぶどうの皮を細かく刻み、砂糖と水を加えてじっくり弱火で煮詰めましょう。煮詰まったら粗熱を取り、容器に移して完成です。パンに塗ったりヨーグルトに混ぜたりすると、美味しく食べられます。

ジュース

ジュースを作る場合は、ぶどうの皮・砂糖・水を鍋に入れて弱火で煮込みます。皮は後から漉すため、刻む必要はありません。ぶどうの色が出てきたら、火を止めてざるで皮を漉しましょう。粗熱が取れたらぶどうジュースの完成です。

フルーツの皮も有効活用しよう！

普段捨てることの多いフルーツの皮ですが、掃除や料理など様々な活用方法があります。活用することで節約やゴミの削減につながるため、ぜひ試してみてください。