ぶどうは1万種類以上あると言われており、日本でも100種類以上の品種が栽培されています。しかしどんな品種があるのか、詳しく知らない人も多いでしょう。そこでこの記事では、ぶどうの品種と特徴を解説します。

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ぶどうの品種は大きく分けて3種類

ぶどうの品種は、大きく分けて以下の3種類です。

 

• 黒系
• 赤系
• 黄緑系

 

それぞれについて解説します。

黒系

黒系ぶどうは、濃い紫色の皮を持つ種類です。主な品種には、巨峰やピオーネ、スチューベンなどがあり、深みのある芳醇な甘さが特徴です。

赤系

赤系ぶどうは、赤紫色の皮を持つ種類です。主な品種には、デラウェアやクイーンルージュなどがあります。爽やかでさっぱりとした甘みから、深みのある甘みまで、味は品種によって変わります。

黄緑系

黄緑系ぶどうは、黄緑色の皮を持つ種類です。主な品種には、シャインマスカットやナイアガラなどがあります。爽やかでさっぱりとした味わいで、酸味と甘みのバランスが良いのが特徴です。

黒系ぶどうの品種一覧

黒系ぶどうの主な品種を、6つご紹介します。

 

• 巨峰
• ピオーネ
• キャンベル・アーリー
• スチューベン
• 藤稔
• ナガノパープル

巨峰（きょほう）

巨峰は、大粒で甘みの強い黒系ぶどうです。果汁が多くジューシーな味わいは「ぶどうの王様」とも呼ばれています。種ありと種無しの2種類あり、皮は厚めなのでむいて食べるのが適しています。旬は7月下旬〜9月下旬頃となり、夏から秋までの比較的長い期間楽しめる品種です。

ピオーネ

ピオーネは、巨峰とマスカットを掛け合わせた品種です。大粒で糖度が高く、香りも良いので人気の品種です。種無しも栽培されており、皮が薄めなため丸ごと食べられます。旬は8月中旬〜9月下旬頃で、ぶどうの中では遅い時期に収穫するのも特徴です。

キャンベル・アーリー

キャンベル・アーリーは、果汁が多く、酸味もあるのでワインに使われることが多いです。皮が厚いので、食べる時は皮をむいて食べましょう。旬は8月下旬〜9月までですが、近年は生産量が減少しているのでかなり希少です。

スチューベン

スチューベンは、糖度が高く酸味の少ない黒系ぶどうです。果汁が多いので、みずみずしい味わいを楽しめます。8月下旬〜9月までが旬です。保存しやすい品種なので、家族で食べるのにもおすすめです。

藤稔（ふじみのり）

藤稔は大粒で糖度が高く、果汁も多いのが特徴です。旬は8月中旬〜9月中頃で、皮がむきやすく、種無しも増えているため食べやすい品種です。香りも良いことから、贈り物に選ばれることもあります。

ナガノパープル

ナガノパープルは、長野県のオリジナル品種です。9月上旬〜10月上旬が旬で、糖度が高く香りも豊かなのが特徴です。また、種がなく皮ごと食べられるので、人気の品種となります。

赤系ぶどうの品種一覧

赤系ぶどうの主な品種を、4つご紹介します。

 

• デラウェア
• クイーンニーナ
• 赤嶺
• クイーンルージュ

デラウェア

デラウェアは、種がない小粒の品種で食べやすいのが特徴です。甘みと酸味のバランスが良く、さっぱりとした味わいをしています。旬は7月下旬〜8月中旬とぶどうの中でも早めの品種になります。

クイーンニーナ

クイーンニーナは、大粒で糖度が高い品種です。種がなく、皮が薄いので丸ごと食べることもできます。旬は9月下旬〜10月となり、ぶどうの中では遅い時期になります。

赤嶺（せきれい）

赤嶺は、美しい赤色が特徴のぶどうです。種はありますが、皮が薄いので皮ごと食べることもできます。旬は9月頃で、甘みと酸味のバランスが良く、香りも豊かなのが特徴です。

クイーンルージュ

クイーンルージュは、長野のオリジナル品種の一つです。シャインマスカットから作られており、甘みが強く、種無しで皮ごと食べられるのが特徴です。旬は9月中旬〜10中旬頃で、ぶどうの中でも比較的遅い時期に収穫されます。

ぶどうの品種を理解して美味しく食べましょう

ぶどうの品種は、大きく分けると黒系、赤系、黄緑系の3種類です。黒系ぶどうには巨峰やピオーネなどがあり、赤系ぶどうにはデラウェアやクイーンニーナなどがあります。品種を理解して、好みのぶどうを楽しみましょう。