美しいエメラルドグリーンと、爽やかな甘みが特徴のマスカットですが、種類がたくさんあってどれを選べば良いか分からない方も多いでしょう。そこで本記事では、マスカットの種類やそれぞれの特徴について解説します。お気に入りのマスカットを探したいという方や、格別に美味しいマスカットをプレゼントしたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

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マスカットとは

マスカットはぶどうの一種で、黄緑色の果皮をしたフルーツです。ぶどうの中でも白ぶどうの一種として分類されます。マスカットの特徴は、みずみずしくさっぱりとした甘みと、弾力のある食感ではないでしょうか。またマスカットならではの芳醇な香りの虜になる人は多いようです。高級感があるため、大切な方へのギフトにも向いています。

マスカットの歴史と名産地

マスカットはもともと、北アフリカで生まれたフルーツです。日本には明治19年頃に伝わり、岡山県で栽培が始まりましたが、上手くいきませんでした。しかし昭和初期には「ネオマスカット」と呼ばれる品種が誕生します。これをきっかけに、山梨県を中心としてマスカット栽培が全国へと急速に広がりました。現在では、山梨県、長野県、岡山県、山形県の4県を中心に、マスカット栽培が行われています。

主なマスカットの種類と特徴

ここからは、マスカットの代表的な種類と、それぞれの特徴をご紹介します。

マスカット・オブ・アレキサンドリア

マスカット・オブ・アレキサンドリアは、別名「ぶどうの女王」と呼ばれており、フルーツギフトの中でも人気の品種です。上品な甘さと大粒の果肉が特徴で、皮ごと食べられます。果肉が程よく締まっており、歯切れの良さが人気の秘密です。生食用としてそのまま楽しまれることがほとんどですが、一部はワインの原料にも使用されています。

翠峰（すいほう）

果汁の豊富さと爽やかな甘味が特徴の翠峰は、シャインマスカットに間違われることもありますが、全くの別物です。味が濃く、根強いファンが多い品種です。皮が薄く渋みも少ないため、そのまま食べることができます。

 

翠峰の種子親である「ピオーネ」は黒系のぶどうですが、花粉親である「センテニアル」の果皮は黄緑色です。ピオーネとセンテニアルから生まれた翠峰の果皮は薄い黄緑色をしており、白ぶどうに分類されます。

晴王（はれおう）

晴王は、岡山県で栽培されているシャインマスカットです。岡山県では、シャインマスカットの評価基準の中でトップランクの「特秀」に当てはまるものに「晴王」と名づけ、販売しています。つまり晴王は、糖度が非常に高く一房の大きさもかなり大きいことが保証されているのです。一粒も大きいため、食べると口いっぱいに爽やかな甘味が広がります。

葡希（ほまれ）

葡希は、山梨県笛吹八代地区で、園地と生産者を限定して作られている最上級のシャインマスカットです。笛吹はぶどうの生産量日本一として知られる土地で、日照条件や気温などの環境が、ぶどう栽培に適しています。極上の逸品といわれているだけあり、格別の甘みはもちろん、色やツヤ、粒揃いともにハイレベルです。

瀬戸ジャイアンツ

瀬戸ジャイアンツは、大きめの果粒と爽やかな甘みが特徴の、岡山県産のマスカットです。果皮が薄くてそのまま食べられるので、パリッとした皮の食感とほんのり感じる渋みを楽しむことができます。大粒で見た目も良く種も含まれていないため、スイーツのトッピングにも人気です。

マスカット・ジパング

マスカット・ジパングは、岡山県で誕生したマスカットで、2014年に品種登録されたばかりの比較的新しいぶどうです。粒の大きさと溢れ出す果汁のみずみずしさが特徴で、確実にファンを増やしています。シャインマスカットと比較すると、さっぱりとして上品な甘味がすると評判です。

マスカットを食べて、みずみずしい味わいを楽しもう！

本記事では、マスカットの種類とそれぞれの特徴について解説しました。マスカットの種類は様々で、その味わいには個性があります。ぜひ本記事の内容を参考にしていただき、好みの品種を見つけてみてください。